2001年3月、日本海縦貫線において約40年にわたって活躍してきた特急「白鳥」がついに
廃止されました。
また「白鳥」にさかのぼること3年前の1998年12月、かつての東北特急の片鱗をわずかに
残していたオリジナルの「ひたち」が新型車両に置き換えとなり引退しました。
「白鳥」は日本海を縦貫する伝統の名特急、また「ひたち」は首都圏のビジネス、行楽列車と、
その性格、登場以来の歩みはそれぞれ異なりますが、廃止、引退まで長きにわたって国鉄時代
の名車ともいうべき485系が使用されてきた点では、両特急とも共通していたといえましょう。
撮影活動を開始してから「白鳥」を求めての「羽越・奥羽線詣で」は数度となくしてきましたし、
「ひたち」についても勝田区のK7編成が国鉄色にリメイクされて以後、水戸地区を中心として
常磐線には集中して出かけていました。
スピード、アコモデーションアップをはかった新系列の投入も続々とおこなわれていることから
も、485系の東日本での活躍もそう長くはないようです。
「白鳥」が消えてすでに2年、485系の「ひたち」についてもが5年が経過したこともあり、
あらためて東の「ひたち」、西の「白鳥」、それぞれの「エピローグ−終焉」をまとめてみました。 |