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奥中山のサミットを目指す下り「はつかり」。
従来の485系1000番代をリニューアルした3000番代が登場したのは96年4月。大胆な外観デザインに驚かされたことは言うまでもありませんでしたが、現実的に稼動していたのはまだ1、2編成に過ぎず、「国鉄色」が闊歩する「はつかり」にあってはまだ新参者というイメージでした。
伊藤久巳プロご推薦の構図そのままでの1コマです。
東北本線 奥中山−小繋 1997. 5. 5 |
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八戸を後にし盛岡へ向かう上り臨時「はつかり」。
この区間では苫米地駅の下りホームが有名撮影地ですが、ロケハンで通ったところこの場所が個人的に大変気に入り、しばしば長時間撮影をした私の定点ポイントの1つです。
「583危うし」の話はこの頃すでに出ていましたが、まさかこの2年後に新型車両が「はつかり」を担うことになるとは、、、。
東北本線 苫米地−剣吉 1998. 5. 4 |
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こちらは八戸へと向かう臨時「はつかり」。
青森区の583系「はつかり」は常時9連で、かつてのサロネ、サシ入り堂々13連からは見劣りするものの、小学生の頃仙台で見た「はつかり」を彷彿とさせる編成美でした。
東北本線 向山−下田 1998. 5. 4 |
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こちらは上の写真と同ポイントからの下り「はつかり」。
583系臨時「はつかり」が出る時期は東北本線も賑やかで、短期間での撮影には少々忙しくも非常に好都合でした。
ちょうど八戸付近では上下の「はつかり」のダイヤがクロスしていましたので、上の写真の数分後にこの列車登場、となったわけです。
東北本線 下田−向山 1998. 5. 4 |
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北の東北本線といえばやはりこの奥中山が「聖地」でしょう。
ED75形重連の貨物列車が力強く登り下りするこの区間では「はつかり」はさすが電車、速度は落ちつつも軽やかに走り抜けていきます。
『583系「はつかり」と奥中山』というこのシーン、私達は一体いつまで見ることができるでしょうか。
東北本線 小繋−奥中山 1998. 5. 5 |
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ご存知好摩付近での上り臨時「はつかり」。
岩手山をバックに、また流し撮りでも超有名なこのポイントは盛岡市内からも近く、沼宮内往復の普通列車を含めて午後ずっと待っていればかなりの列車を撮影できますね。
私もその分にもれずして、撮影行最終日には決まってここでしばらくカメラをまわし、日が暮れて仙台に帰る、というパターンでした。
東北本線 岩手川口−好摩 1998. 5. 5 |