東北新幹線開業後、 活躍の場を盛岡以北に移し新幹線接続特急という第2の使命を担
ってきた最後の東北特急「はつかり」。
毎時1本というかつての「東北特急黄金時代」を彷彿とさせるダイヤ、また多客期には48
5系に混じって583系が補完するという重厚な運用に強く惹かれ、仕事が休みとなれば何
度となくカメラを持って北にむかいました。
そして2000年3月、485/583系が奮闘してきた「はつかり」についに新型車両E751
系が投入され、「旧国鉄色」の485系1000番代、臨時「はつかり」に運用が継続されてき
た583系が運用をほぼ離脱してしまい、 「空へ羽ばたく雁」をデザインしたヘッドマークが
見られなくなったからか、時刻表からも「L特急」のマークがなくなってしまいました。こうした
ことからもある意味で東北新幹線八戸延伸を睨みつつ、最後の東北特急「はつかり」に一
つの区切りがついたのではないでしょうか。
撮影活動開始当初の少々古い写真を交えながら、1998年から3年にわたる度重なる撮
影行での記録をもとに、これまでの「はつかり」の活躍を振り返ってみようと思います。
展示写真の中にISO400カラーネガフィルムで撮影したため粒子が大きく、画質の悪いものがあります。
ご了承下さい。
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